湯川秀樹

現実は痛切である。あらゆる甘さが排斥される。
現実は予想できぬ豹変をする。あらゆる平衡は早晩打破せられる。
現実は複雑である。あらゆる早合点は禁物である。

現実はその根底において、
常に簡単な法則に従って動いているのである。
達人のみがそれを洞察する。

現実はその根底において、
常に調和している。
詩人のみがこれを発見する。

現実のほかにどこに真実があるかと問うことなかれ。
真実はやがて現実となるのである。

近代物理学は、
未来のことははっきりとはわからないのが本当だという。
そうだとするとわれわれの未来に対する冒険は
いつになってもなくならないと覚悟せねばならぬ。
しかしそこにこそ希望があるわけである。

科学は絶えず進歩している。常に明日の飛躍が約束されている。
物理学にとっても今日もまた過渡期でないと、誰が言えるだろうか。

物みなの底に一つの法ありと日にけに深く思い入りつゝ

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(湯川秀樹)

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言葉と心理技術で本来の自分を取り戻し病気をやめていく「天賦プログラム」を提供中。 脳科学×心理学×NLPなど使えるものを最大限活用し 不必要な思い込み・過去の記憶・過小評価したセルフイメージなどを調整し、病人で居られない人格を創っていく専門家。 同時にサイマティクスセラピーという音(周波数)を使って、心と體に働きかける施術も行う。 その他八ヶ岳南麓で無農薬・無化学肥料の農家を営んでいる。 意識変容の連鎖を起こし地球をより美しく輝く星にする事を志としている。